もやもやハートの夕暮れブルー。
そうや、タカダスマイルと飲みに行こ!

河村博司(シンガー・exソウルフラワーユニオン)
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「夜が君をさらいにくるよ」ロマンチックな夕暮れを一緒に見たこと、君が得意だった肉じゃがとオムライスの味、各駅で旅したり、お風呂に入ったりしたあの 日々、それが日常だったあの頃を、真夜中のベランダで一人思い出してた。楽しさも後悔も、懐かしさも哀愁も、星を見上げる度に、愛しい君へとつながってい く。タカダスマイル、愛の傑作。

高木まひこ(高木まひこととシェキナベイビーズ)
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「彼に初めて会ったのは何時で何処だろう。もう割と長いことウロウロしているので、世代的なこともあるし、恐らく知らないうちに何度か会ったりもしている のだろう。先日ふと手渡されたこのアルバムを、苦笑いしたりうんうんと頷いたり、何だよそれ?と思ったりしながら聴き通して思う。うまく言えないけど、何 というか僕が一生懸命ひた隠しにしている自分のみっともないところや、誰にも聞かせていない僕だけの思いを、タカダ氏の部屋のコタツの上に並べて見せられ ているような気がした。それでもちっとも嫌な気がしないのは、実は僕自身が彼と似たもの同士だからなのかもしれない。めんどくさいけど、ほっておけない。 なんだか頼りないけど覚悟はあるよ。胸の前、両手の間で伝えた言葉と届かない思いが交差している、センチメンタルで優しいおっさん。タカダスマイル。が おー。」

中井大介 (シンガーソングライター)
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不惑のシンガー、タカダ君のファーストアルバム。ビートパンクの正しい血脈を受け継ぎながら、等身大で、過剰なセンチメンタルを身にまとい、零れ落ちた彼 の歌は、けっして饒舌とは言えませんが何かホロっとさせるものが宿っているようです。仲間達と丁寧に作られたこのレコード、とても気持ちがいいです。

中村ジョー(シンガーソングライター exハッピーズ)


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「いくつになっても半径3m以内の日常をこんなに素直に大切に歌えてたらいいなあって思います。」

たなかけんすけ(THEロック大臣ズ)
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京都の、はぐれメタル!タカダくんがCDを出します。
ゆるくて、暖かい、このCDを聞いたら冬でもポカポカじゃー。

メガマサヒデ(パンク歌手)


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「タカダさんの新しいアルバムはどこかぶきっちょだけれども、音楽とそして言葉に対してのひたむきな愛を感じる作品です。

音が刺々しく一度聴いたらもういいかな?と思ってしまう作品が多い中、これは繰り返し何度も聴きたくなる久しぶりに音が音らしく生き生きしている作品だと思いました。

町田直隆(シンガーソングライター)


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タカダスマイル比較文学論、というのを考えかけて、やめた。
このひとは徹底的にコートの隅っこ、しかも相手の陣取る逆サイドを狙って打ってくる。
しかし、スマッシュではないのだ。
ねらいすました、「ポーン」という擬音がきこえてくるような浮き球。
確信犯的態度をもった、脱力感。
ひとたびそんなことを考えてしまうと、うたの背後にたちのぼるやるせない日常のにおいとか、男の情けなさとか、そういった、いわばフォークネスのストロングスタイル的要素ですら
実は綿密に計算されきった「タカダスマイル」というキャラクターの落としどころなのではないかとすらおもえてくる。
ただし、もしもそうやって翻弄されつくしたとしても大丈夫。
全米が泣くようなドラマチックなストーリーを「ほんとは夢オチでした」と締めるような、ある意味、身もふたもない”人間の実感”が彼のうたにはちゃんとあるのだから。
ヒーローになれなかったすべての男の子に聴いてほしいとおもいます。

chori(詩人)


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タカダさん、素敵なメンバーが見つかってよかったですね。

東京に居た僕が京都に帰って来てからは、自転車で15分のところに住んでいたこともあって、よく呑みに連れて行ってもらいました。相談したりされたり、ず いぶんと混み入った話もたくさん交わしましたが、ついにまた僕が遠くの街に引っ越すことになり、これからは誰がタカダさんに意見したり、助言したり、建設的なダメ出しをするんだろう(思えば超生意気な後輩でした!この場を借りてお詫びを...)と、少し気がかりだったんです。
でも、どうやら無事に杞憂で終わりそうです。
友だち思いで気配り上手でマメで真っ直ぐなのに、どこか一言多く、寅さんばりに惚れっぽく、年甲斐もなくすぐカッとなったりもして、誤解されやすいタカダさん―あなたの、そんな人間くささも好きです。でも、このアルバムを聴いて、どうしてこんなにも僕がタカダスマイルというシンガーソングライターを信頼してきたのか、ほんとうの答えが分かった気がします。それはつまり、こういうこと―

タカダスマイルの心の中に眠っていた<歌の種>が、ようやく<木>になろうとしている。
これまであなたが聴いてきた何千枚のレコード、DJとして越えてきた何百もの夜、喜びと悲しみを繰り返し続けた何十回の恋と恋未満、そして友だちと酌み交わした何万杯の酒、それらの全てが恵みの雨となり、豊かな肥料となって、あなたの歌を育てようとしている。
その木はいくら大きくなってもけして豪壮にはならず、つける花も麗しいというよりはファニーな姿だろうし、結ぶ実の形はきっといびつに違いない。
でも、そんなことはどうだっていい。大事なのは、タカダスマイルの<歌の木>の陰で安らう旅人がいること、花を見て口元をほころばせる女性がいること、果実をうれしそうに拾い集める子どもたちがいること。
タカダスマイルの歌は、徹底してパーソナルだ。ひとりのうたうたいが根を張って、枝を伸ばして、そこから吸収したものたちだけを歌に変える―それが、これ ほどまでに大らかで、誰しもの日常に寄り添えるものになり得るという可能性を、この『世界平和とオムライス』は示しているように思えてならない。

タカダさん、このアルバムは、あなたが初めてつける花、あるいは初めて実らせた果実です。40を前にして歌い始めたあなたが、こんなにもみずみずしい作品 を生み出せたことを、友人として何より誇らしく、嬉しく思います(と同時に口を酸っぱくして「ファーストアルバムは絶対バンドで録音したほうがいいです よ!」と言い続けた自分をも誉めてあげたい気分)。
タカダスマイルの歌は、あなたという土壌を通じてこれからも成長してゆくでしょう。歌の背後にある幾多の出会いと、いまこの場所で音楽を一緒に奏でる素晴 らしい仲間たち、そして目の前にいる、あるいはまだ見ぬオーディエンスの笑顔の間で、もっともっと美しい花を、滋味にあふれる実をつけるでしょう。
その花と実は、タカダスマイルのものであると同時に、もうタカダスマイルのものではない。願わくは、あなたの歌がますます多くの旅人の、恋人たちの、ロクデナシの励みと愛になりますように。くれぐれもメンバーと健康は大事にしてください。

ゆーきゃん


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タカダスマイル「世界平和とオムライス」に寄せて

タカダさんが「弾き語りを始める」と言い出した時に、僕は純粋に「何を言っているんだろう、この人は。」と思った。
高田という人間は僕にとってはDJの大先輩である。いつでもお客さんを盛り上げる事にこだわり続ける、時には強引で、いつでも純粋な、素晴らしいDJだった。
ある有名なバンドのワンマンのゲストDJとして呼ばれて、開演前に、まだ主役の演奏が始まってもいないのに、客を大盛り上がりさせた事があった。
あの時の事は本当に忘れられない。
そんな人が楽器をもって、DJとは違う表現を始めると言う。
例えば僕が急に「明日からライブハウスの舞台照明に命をかける」と言い出したら、誰もが「西島、少し南の島で休暇でもしてくるといいよ」と言うだろう。
僕にとってはそんな話だった。
でも、タカダさんは気が狂った訳では無かった。
やっぱり強引で、相変わらず純粋な音楽好きとしての、DJの時と何も変わらないタカダさんがそこには居た。
三十路を過ぎた男が本気で音楽を一から始めるロマンがあった。

タカダさんはパンクロックが好きだ。
「音楽なんて誰だってできるゼ。パンクロックを見ろ。」と世の中ではよく言われるが、本当は違う。
どんな音楽だって好きで好きでしょうがない気持ちと、その気持ちに自分の心血を注げる人間がやらなければしょうもないモノになります。
Fすら押さえられず、後輩を家に呼び出しては「ギターを教えろ」と言うから真面目に教えているのに、
これまたできていないチョーキングばかりして格好だけつけてその後輩を苛立たせていた男が、
全国を一人で回って、地元京都でワンマンをやって、そしてついにCDを作ってしまった。
僕は声を大にして言いたい。
「好きで好きでしょうがないヤツなら、音楽なんて誰だってできるゼ。タカダスマイルを見ろ。」と。

音楽を諦めてしまった人間は全員タカダスマイルを見るといい。
そして「自分はここまで音楽を好きではない」と思ったら、音楽は諦めたままでいい。
でももし、熱い気持ちになってしまったら、タカダスマイルのようにいくつになっても一からまた始めるといい。
いつかきっと人を楽しませる音楽はできる。

最後にCDの感想を。
小学校低学年くらいの頃、とても寒い冬の日に、夕方くらいに家に帰ったらおばあちゃんがチキンラーメンを作ってくれて、それをコタツに入って食べた。
あったかくて、ほんの少しの贅沢。でも本当に大切な贅沢。そんなCDです。

西島衛(ザ・シックスブリッツ)


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まず みほちゃんが入ってない!!
そして京都嫌いの歌も入ってない!!!
タカダスマイル新譜を聴いての第一印象。
けどあったよ あった!
夕暮れブルー、夕焼け色にブルーを オレンジ色にブルーを ゆっくりかき混ぜよう 夜が君を迎えにくるよ
豪華な演奏をしっかり混ぜ合わせ、タカダスマイル新譜がいよいよ発売されます。
おっさんが真面目に歌を歌う そして お風呂に入る!
酸いも甘いも噛み締めた音! 唄!! をスルメのようにしっかり噛み締めて聴いてください。

福井コウダイ(ドカンズVo)
お風呂から失礼しました~!


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こどもたちには、わかってほしくない。男はつらいよ。
クリスマスの夕暮れ、きっとサンタクロースも口ずさんでる。
歌の寅さん、タカダスマイル。
プレゼントがもらえない人に聞いてほしい。

ねじ梅タッシ(ねじ梅タッシと思い出ナンセンス)

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ふとした折に京都で、大阪で、出会うタカダさんは、どこかうるさそうで、どこか面倒臭そうな人。 好きな音楽の話になると熱くなっちゃって、勢い余って誰かにちょっときつく言い過ぎたりした日には、家でひとりビール片手に後悔しているような。 そう言えば、タカダさんとはゆっくり飲んだことがないけれど、音源を聴くと、やっぱりどこかうるさくて、面倒臭くて、そしてきっと音楽が大好きなんだろう と思った。
一緒にツアー行きましょうねって約束が果たせていない。
いつか実現した日には、道中で、打ち上げで、どんな話ができるのか楽しみでしようがない。

オガサワラヒロユキ(シンガーソングライター)


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音楽の中に生活が息づいていて、歌の中に人となりが見出せる、
生々しくて(嘘がなくて)、気恥ずかしい(ロマンチック)なアルバム。
綺麗事のラブソングや、上辺だけの応援ソングに飽きたらタカダスマイル。

清水花子(モラトリム)


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無礼を承知で敢えて言いますが
なんとまぁチャーミングなおっさんなのでしょう。
(というわけで。女性のみなさん、これは罠ですよっ。お気を付けて!)

ここまで自分の不器用さ、情けなさを超オープンに断言されてしまうと
音楽という分野に限っては莫大な財産だなぁと感じてやまないのです。
(というわけで。女性のみなさん、付き合うと必ず苦労しますよっ。お気を付けて!)

さて、なんだかオムライスが作りたくなってきましたのでこのへんで。
リリース。おめでとうございます。

後藤雪絵(シンガーソングライター)


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2014年はタカダスマイルのライブから始まった。
西院にある居酒屋こころの新年会でのこと。こころ常連の僕とタカダスマイルは順番にアコースティックでライブをし、それが今年のライブ初めとなった。
そこで一枚のCDを受け取る。本作「世界平和とオムライス」だ。

彼はとても繊細な人だ。
話し方にも曲にも歌詞にもそれが滲む。
そして、殆んどの曲は「きみ」へ向けての愛を語る。
タカダスマイル曰く持ち曲の98%が愛の歌らしい…。
でもね。

ロックンロールはそれがすべてだ。

タカダスマイルへ
1枚目にして最高傑作やん。夫ですか?こんなん出してもたら死ななあかんのちゃうのん?

片山尚志(片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ)


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たとえば、ある陶芸教室に初参加の生徒さんが、とんでもない傑作を産んでしまった、ような清々しい作品だと思いました。
器用な細工はないのに、手に取るとじんわり土のやさしさが伝わってきます。
「ミッドナイトライオン」が一番好きです。

平井正也(マーガレットズロース)


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タカダさんって人は、ホントめんどくさい男で、なんとかなるってって適当さがなくっていつも不安要素ばっか述べてきて腹立つし、適当なこと言おうとして TPO間違ってて腹立つし、自分に自信ないせいで逆に自信たっぷりに夢を説いちゃって腹立つし、妙に偉そうに話して腹立つし、態度もでかくて腹立つし、相 手が女ってだけですぐ鼻の下のばして腹立つし。そのせいで言い合いになることなんてめちゃくちゃ良くあるし。

そんなタカダさんも、実はとても繊細な心の持ち主で、それゆえ音楽の持つ力にとても敏感で、音楽に対してとても真面目で義理固い。先人たちの意思を知ろう として全うするその姿勢はホント真摯で、かつ、自分のことなんて自分で唄わなくっちゃ誰にも理解してくれないなんて半ば投げやりだけど、必ず自分の眼差し や拳に共感してくれる人がいるはずと信じて止まない「とても良い人(「悪い奴じゃない」よりは評価高め)」。

これまでの人生や生活の中で感じてきた不安、小さな幸せ、大きな希望、音楽や人に対する愛。
ファースト・アルバムにして、自叙伝のように赤裸々なタカダスマイルの告白が詰まっています。
ええアルバムやと思いますよ。

ホントこの人自信ないくせに自信たっぷりやなあ。
ほっとけへんわー。
腹立つわー。

土龍(livehouse nano店長/ボロフェスタ)


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ちょっと褒めすぎかもしれんけど、タカダスマイルは俺にとって触媒みたいなやつなんですよ。
彼の図々しさとおせっかいのおかげで、何かがね、生き返ったというか。いろんなやつらと出会ったし。
ナカジンさーん、そんなことしちゃダメですよー。もっとこうしたらいいのにー、こうするべきですよ!ぜったいこうした方がいいっす!

おまえな…

と言いたくなるのが普通ですが、俺の場合、そのまま素直に聞いて、やってみたんです。
そしたらね、ほんとに少しずつ、楽しくなってきた。これ、本当です。

音楽は人だと思います。彼自身と同じく、このアルバムや曲たちからは、あのめんどくさくて暑苦しくて人なつっこくて寂しくて仕方ない彼のバイブレーションが伝わってくる。コンプレックスを隠しながら強がってみたり、とかね。
だから、タカダスマイルのまわりにはいつも、彼をいじって笑いながら、なんとなく気にしてるような男女が集まってる。
それを自分の人気と勘違いしてしまうところが、彼のいちばんのチャームポイントだと思うな(笑)

悲しいけど、俺たちオッサンに残された時間は短いぜ。だから、歌いまくるしかないよな。
アルバム発売おめでとう!

ナカジン (shakin'hip shake/NRBQ Japan)